夜ノ刻戯場

作詞・作曲・編曲: Y.Nemoto

仮歌mp3

オケmp3

静寂の中
彷徨う瞳

影に惑う
光に脅えた
その夢は

信じ続けた
叶わぬ愛と
胸に響くは
未練を綴った
わらべ歌

まどろみの中
儚く散る

幼き時代（とき）より
握りしめた

穢れのないその想いも
無惨に引き裂く
現世（うつしよ）の戯れ

そのまま朽ち果てるのが望みなら
最果ての神に憂いて眠ればいい

それでも願うものがあるというなら
月夜の華の香に
抱かれるがいい

まだ見ぬ明日へ　ただ
静かに問いかける

言ノ葉が
響くのは

死海の水面（みなも）に
浮かべた空

今も

まどろみの中
健気に舞う

羽根のなき蝶と
眠れぬ街の紫雨

行く当てのない微かな叫びも
今宵の宴に
現世（うつしよ）の餞（はなむけ）

そのまま抱えた夢捨てきれぬなら
漆黒の闇に誘い（いざない）
共に踊ろう

届かぬ愛も信じたいというなら
雅（みやび）な華の香に
抱かれるがいい

妾と宵闇の狭間で